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有宮有美

訪問看護師

信頼関係があるからこそ、つらい治療を我慢してくれたり、本当のことを言ってくれるようになったりします。

興味があった訪問看護は医師との同行でスタート

医師と利用者様との距離を埋める役割をしていました
学校卒業後に総合病院に就職しました。高齢者がもともと好きで配属先は老人内科でした。 月に6~8回、多い時は10回くらい夜勤がありましたが、2交代制でしたので入りも明けも休みの感覚で遊びに行けて、夜勤専従でもいいかな、と思ったくらいでした(笑)。 結婚を機に遠いところに住むことになり退職しました。当時は媒体がそんなになかったので、とらばーゆを見ていたら、たまたま近所の良い給料で掲載されていた診療所を見つけました。そこは訪問診療と訪問看護をやっている診療所で軽い気持ちでの入職でした。 訪問診療が月に2回くらいで医師の診察の介助をします。次の診療までに訪問看護を必要に応じてやっていました。多い利用者様ですと点滴を毎日したり、ヘルパーでは難しい入浴の介助をしたりもしていました。

興味があった訪問診療・訪問看護

私には、じっくり利用者様と向き合える訪問看護が合っている
学校で在宅医療の講義がありましたが実習はなく、実際の現場がどのような感じかは知りませんでした。テレビで実際の看護師の働いている様子を見て、すごいな!とおもいました。当時の看護師は、ヘルパーのやるような事まで幅広くいろいろやっていました。 いずれはいいかな?と思ってはいたものの、自分は勉強をしていなかったので、医師のいる訪問診療がある方が教えてもらえるのでは、と思ったのも正直なところです。 書類作成、計画書や報告書を書く手間がないのもいいかな、と(笑)。訪問診療の同行の際は、書類作成は無いに等しく、訪問看護の時も先生に口頭報告でOKくらいの感覚でした。 実際、ここが一番、訪問看護に集中出来た時期でもありました。不安もなく訪問の世界に入れたので良かったと思っています。

訪問看護の働く環境

住環境がそれぞれすごかった。
住環境がそれぞれすごかった。綺麗なお金持ちの家もあれば、足の踏み場のない家もあり、時に膝をつくのも迷うほどの家もありました。 最近はヘルパーが入ったので、そういう家は減りました。当時は患者様の住環境についてはすっ飛ばしていたこともあり、凄まじかったですね。 ケアマネージャーに相談してどうにかできないかお願いしていました。

訪問診療があったからこそ築けた信頼関係

利用者様と仲良くなれたからこそ、医師との繋ぎ役になれた
医師が一緒だったからこそ利用者様と仲良くなれた部分もありました。 医師が一人で行っていたところに自分が入ったので、利用者様がなかなか医師に言えないことも自分には言ってくれたこともありました。それで親睦が図れたような気がします。 緊張して言えなかったり、言い忘れてしまったりするのを察知して、こちらから聞いてあげたり、時には言い忘れない様に手紙を持たせてあげたりもしました。 利用者様と仲良くなれたからこそ、医師との繋ぎ役になれたと思います。

訪問看護ステーションに就職

看護師が他にいなくて365日オンコール
訪問看護の職に就きました。看護師が他にいなくて365日オンコール。経営者と医師がうまくいかず、医師が辞めたりもしていました。このステーションは先が危ないなぁと思っていたところに、他のステーションの所長さんから誘いがあり、2か所で働いていました。兼務の状態はかなりのハードワークで、一本にしたくて今のところに就職しました。 オープニングの管理者なので、自分の采配で、こういう風にしていきたいな、ということを実現していけそうなので、頑張りたいと思っています。

やはり私には訪問看護が合っている

じっくり利用者様と向き合える訪問看護が合っている
一般病棟では、「仕事は早い人がえらい」と言われます。 利用者様の希望はそっちのけで、素早く声をかけられても聞かずに仕事を進めて行く、そんな働き方が評価されます。 「ちょっと待ってね」が口癖。「あとで行くね」がいつも。 利用者様を大切にして、後で対応をすると残業が増えて、それがだめだと言われて・・・・ 嫌だなと思っていました。 コールでは、「あの人が嫌だった」という呼び出しも多かったです。利用者様も手早く処置をするだけの看護師には声をかけなくなります。自分に集中してしまい、聴かないといけないから遅くなる、良い流れではありませんでした。私は、声をかけられれば聴いてしまいます、なるべく希望を聴いてあげようとしてしまいます、私なら聴いてくれると思うと利用者様は私にしか声をかけなくなります、それで残業が多くなると評価が低くなってしまいます。悪循環ですね。 私には、じっくり利用者様と向き合える訪問看護が合っていると思います。

管理者としての指導

丁寧さと優しさが何より大切です
これから同行研修等を通して指導していく立場になりました。人に教えるのは苦手だけど、利用者様が良くなるようにしてあげたいという気持ちでやっていけばいいと伝えていきたいと思います。 丁寧さと優しさが何より大切です。経験より大切です。もちろん技術は必要ですが。 この二つがあれば、新卒とかでもいいのではないかと思います。 経験がないから最初は厳しいかもしれませんが、何度も同行訪問をすれば何とかなります。丁寧、優しい、それがあれば、他のことはカバーしていけます。

気配りの大切さ

利用者様から「あなたじゃないと」言ってもらえます
自分だったらこうしてもらったら嬉しい、ということを考えながら気配りが出来るかどうか、ということも大切です。 医師の前ではついつい無理をしてしまう利用者様。それを見逃さずに、「この前はこの注射して体調が良くなりましたよねぇ」とさりげなく促してあげたりもします。その気配りを続けることによって、利用者様から「あなたじゃないと」言ってもらえます。それは本当に嬉しいことです。 この仕事をやっていて良かったし、辞めなくて良かったと心から思います。 だから私は訪問看護師を続けています。

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